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作成日:2022年12月15日
海外旅行保険とは?必要性や補償内容・おすすめの選び方を解説
海外旅行に行く際には多くの人が海外旅行保険に入ります。わざわざお金を払って加入する必要あるのだろうか、と疑問に持つ人もいるかもしれません。しかし、万一の病気やケガ、盗難、アクシデントに備え入っておくのをおすすめします。
この記事では海外旅行保険の概要や必要性、メリットや注意点、加入方法、加入のポイントを解説します。
海外旅行保険とは
海外旅行保険は海外旅行中に起きたアクシデント、トラブルに対して経済的負担を補償する保険です。ケガや病気はもちろん、携行品を壊したり、盗難や飛行機の遅延に遭ったりした場合にもサポートが受けられ、安心を提供してくれます。
また、海外旅行中の金銭的な補償だけではなく、現地の病院や通訳の手配、電話での日本語対応などのサポートにも対応した海外旅行保険も販売されています。
基本の補償内容
海外旅行保険でカバーされる具体的な補償内容には以下のようなものがあります。
・ケガ、病気に関する補償
・持ち物に関する補償
・飛行機の運航状況などに関する補償
・他人に対する補償
・その他の補償
ただしすべての損害保険会社のプランで、上記の補償が含まれているわけではなく、名称も異なっているので注意してください。
ここでは海外旅行保険として一般的な補償をいくつか紹介します。
ケガ、病気に関する補償
【治療費用】
ケガや病気で入院や通院が必要になったときの治療費などが支払われます。一般的には所定の日数内であれば、国内で継続して治療した費用も含まれます。
【傷害死亡、疾病死亡】
ケガまたは病気で亡くなった場合に保険金が支払われます。
【後遺障害】
ケガがもとで後遺障害が生じた場合に補償が受けられます。
【救援者費用】
ケガや病気で継続して3日以上入院となった場合に、家族が現地に駆け付けた際の費用が支払われます。費用には移動交通費、滞在費が含まれます。また遭難した際の捜索費用、救助費なども補償対象となります。
持ち物に関する補償
【携行品損害】
盗難に遭った場合や、携行品を故意ではなく偶然な事故により破損した場合などの保険金が支払われます。例えばデジカメをうっかり落として壊してしまった、スーツケースが壊れて使用できなくなったなどの場合でも補償が受けられます。
飛行機の運航状況などに関する補償
【航空機寄託手荷物遅延等費用】
搭乗時に預けた荷物が出てこなかったため、現地で身の回りのものなどを購入した費用が補償されます。
【航空機遅延費用】
航空機が遅れたために余計なホテル代や食事代などがかかった場合、補償が受けられます。
他人に対する補償
【賠償責任】
人にケガをさせてしまった場合や、ホテルの部屋やルームキーを破損した場合、レンタル旅行用品などを壊したり傷つけたりした場合などで、法律上の責任を負わなくてはいけなくなった際に、支払ってもらえます。
特によくあるのが、風呂の湯を出しっぱなしにしたため、ホテルの部屋を水浸しにしてしまうケースです。遊び疲れてついベッドでうとうとしてしまっているうちに、部屋が水浸しになってしまい、ホテルから損害賠償を請求されてしまった事例があります。
その他
損害保険会社によっては帰国日が延び、ペットの預入延長費用が必要になった場合の補償が受けられるタイプや、偶然な事故で被害者となった際に、弁護士へ法律相談した際の費用が支払われる補償・特約もあります。
さらにテロ行為によって空港の閉鎖や拘束などが発生し、交通費や宿泊費用などが発生した場合に支払いがあるテロなどの対応費用が含まれた海外旅行保険もあります。
クレジットカード付帯の海外旅行保険との違い
クレジットカードにも海外旅行保険が付帯している場合がありますが、一般的な海外旅行保険との違いはどの点にあるのでしょうか。
基本的には一般的な海外旅行保険と補償内容は大きくは変わりません。ただしカードによって補償金額が少なかったり、家族や同伴者の適用条件が異なったりしてくるので、内容を確認してください。またクレジットカードの海外旅行保険には自動付帯と利用付帯があるので確認が必要です。
自動付帯はクレジットカードを持っているだけで利用できますが、利用付帯はクレジットカードで航空機のチケットや、ツアー代金などを支払わないと適用されません。
生命保険や医療保険との違い
生命保険や医療保険に加入していれば、わざわざ海外旅行保険に入る必要がないのではと思われるかもしれません。しかし補償内容に違いがあり、海外でのトラブルでは生命保険や医療保険ではカバーできない点も多くあります。それぞれの違いをみていきましょう。
生命保険との違い
生命保険とは生命に関する補償をするもので、被保険者が死亡した際や高度障害状態になった場合に受取人に対して保険金が支払われます。また病気やケガをしたときの補償を含む商品もあります。
生命保険の加入者は海外で同様の状態になった場合でも診断書を提出すれば、基本的な補償は受けられます。ただし生命保険の対象は生命に関することだけであるため、飛行機が遅延した際や手荷物の盗難に合った場合などの補償は当然ありません。
海外でのトラブルを幅広く補償してくれるのは海外旅行保険です。
医療保険との違い
医療保険は病気、ケガなどで入院や通院となった場合や手術が必要になった際の、医療費に関して保険金が受け取れるというものです。多くの医療保険は海外での病気、ケガに対しても、診断書を提出すれば、保険金が出るようになっていますが、医療制度が整った国を主な対象としています。
海外で高額な医療費がかかった場合は、補償対象外になる可能性もあるため注意が必要です。
海外旅行保険に加入する必要性はある?
海外は治安、文化、気候、食事の違いがあり、どのように気を付けていても体調不良やトラブルに遭う可能性があるため、やはり海外旅行保険に加入しておきたいところです。長時間の移動や時差、遊び疲れなどで体調を崩す人もめずらしくありません。
いざというときに利用するのが病院ですが、上述したとおり海外の医療費は高額なことが多いです。例えばアメリカの場合、まず救急車が有料となります。さらに一般的な初診料でも2万~4万円ほどかかるといわれ、入院ともなると100万円を超えるケースも多々あります。
その点、海外旅行保険であれば治療費や救援費用保険額が無制限タイプもあり、しっかりと対応してもらえるので安心です。「万が一のリスクに備えた状態で海外旅行を楽しみたい」という人にとって、海外旅行保険の必要性は高いといえるでしょう。
海外旅行保険に加入するメリットとは
海外旅行保険に加入するメリットは医療費に関することだけではありません。
例えば海外で病気やケガに見舞われると不安なのが、病院の探し方や言葉の問題ですが、損害保険会社によっては病院を紹介してくれたり、通訳サービスを行っていたりする場合もあります。またキャッシュレスで病院にかかれるサービスもあり、自分で大金を用意する必要がありません。
もちろん盗難や事故、飛行機の遅延に対する補償があるのも安心を与えてくれます。万一、盗難などで携行品を失った場合、また身の回り品を買いそろえるだけでも、お金はかかります。しかし海外旅行保険に入っていれば、それらの費用も補償してもらうことが可能です。
海外旅行保険に加入する注意点もあわせて確認
海外旅行保険にはいくつかの注意点があります。
まず事前に申し込みが必要なのを手間に感じる人もいるようです。インターネットはスピーディーに申し込めますが、手続きができるのは出発当日までで、出発してしまうと申し込めません。また海外旅行保険には免責事項があるので注意が必要です。
例えば持病によっては加入ができません。賠償責任の補償は、戦争や武力行使、革命などの際には支払われない場合があります。この他ピッケルを使うような登山、ハンググライダー搭乗、スカイダイビングなどでケガした場合なども、一般的には保険金は支払われません。ただし免責事項は損害保険会社によって異なります。
特約を付けることで持病などがあっても加入できる場合もあるので、確認してみるといいでしょう。
海外旅行保険の加入方法は主に4つ
海外旅行保険に加入するには、主に以下の4つの方法があります。それぞれのメリットとデメリットを理解した上で自分に合った方法を選びましょう。
旅行代理店で加入する
海外旅行保険の紹介をしている旅行代理店もあり、旅行商品とともにまとめて加入手続きができます。特に海外旅行に不慣れな人にとっては、まとめて申し込めるのはとても便利です。ただし取り扱っている海外旅行保険が限られている上、補償内容も固定されていることが多く、思ったとおりの海外旅行保険に申し込めない場合があるため注意が必要です。
保険代理店の窓口で申し込む
直接、損害保険会社の窓口や代理店で申し込む方法です。窓口で担当者の説明を聞き、相談しながらプランを選べます。インターネットでは紹介していないプラン・特約が用意されている可能性もあります。一方店舗まで訪れて話を聞きながら申し込むので時間がかかる点はデメリットとして挙げられるでしょう。
空港のカウンターで申し込む
うっかり海外旅行保険への加入を忘れていた場合は、空港のカウンターでも申し込めます。搭乗までの空いた時間に申し込めるのが便利です。空港限定の補償プランも見つけられます。ただプランの幅が少なく、保険料の割引がないケースもあり、割高に感じるかもしれません。
インターネットで加入
JAL保険ナビをはじめ、オンライン上でプランを選んで申し込む方法です。複数の会社のプランを見比べながら選べる上、保険料が安く設定されている可能性があります。24時間いつでも申し込めるのも魅力です。カスタマイズできる場合もあり、オンラインで保険料を手軽にシミュレーションできます。
自分に合う海外旅行保険を選ぶときのポイント
一口に海外旅行保険といっても数々あるため、どのプランにしようか迷ってしまいます。そこで自分に合った海外旅行保険を選ぶポイントを解説します。
被保険者の数で選ぶ
家族で海外旅行をするならば、被保険者の人数に合わせて海外旅行保険を選ぶのがポイントです。家族で一緒に申し込んだ場合、救援者費用、携行品損害などのように家族で共有できる補償もあるため、保険料を割安に設定しているプランもあります。
またグループ旅行でも代表者がまとめて申し込め、人数に合わせて割引されるものもあります。
旅行日数で選ぶ
1週間以内で比較的短めに海外へ旅行する場合は問題ありませんが、長期の場合には長期滞在専用の海外旅行保険に入らなければなりません。
一般的に海外旅行保険の補償は、92日以下や3カ月未満などに期間を限定しています。留学や長期で複数の国を巡る場合にはカバーされないので、長期滞在用の海外旅行保険を選ぶことになります。
旅行先の治安・医療事情で選ぶ
これから行く渡航先の情勢、衛生状況、医療状況、交通状況などについても考える必要があります。例えば医療費が高額になりそうな地域に行く場合は、治療に関する補償が多く支払われるようなプランを選びます。
治安が不安であれば、携行品に関する補償が十分に受けられるようにしておきましょう。
まとめ
海外旅行では気を付けていてもトラブルが起きることがあります。病気やケガに見舞われたり、携行品の盗難や、飛行機の遅延により余計な費用がかかったり、海外で病院にかかると、予想以上に高額な治療費を請求されることが多く、途方に暮れてしまうかもしれません。
そこで海外旅行のトラブルをカバーしてくれる海外旅行保険に加入するのをおすすめします。JAL保険ナビはさまざまな保険を幅広く用意していて、海外旅行保険も短期旅行や留学、長期出張などに対応しています。海外旅行保険に加入すると、100円ごとに1eJALポイント貯まり、JAL国際線航空券や燃料サーチャージ、国内ツアーなどに使えるのでぜひこの機会に利用を検討してみてください。
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