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作成日:2023年10月25日
日本とは異なるルールがいっぱい!知っておきたい日本と外国の食事マナーの違い
日本と外国のマナーの違いはさまざまありますが、食事マナーもその一つです。
日本ではできるだけ完食するのがマナーとされていますが、韓国や中国では少しだけごはんを残すのがマナーです。渡航先で日本と同じ感覚で食事をしてしまうと、知らない間にマナー違反をしてしまう可能性があります。周囲の人に不快な思いをさせないためにも、海外旅行に行くときは現地の基本的なマナーを押さえておきましょう。
今回は外国の食事マナーについて解説します。
韓国の食事マナー
韓国は日本と同じように箸を使用するため、食事マナーもほとんど同じと思われがちです。しかし、韓国には日本とは異なる独自の食事マナーがあります。ここでは日本と韓国の食事マナーの違いを紹介します。
1. 箸とスプーンは縦向きに置く
韓国では食事の際、箸とスプーンはそれぞれ縦向きに置くのがマナーです。日本では箸を料理の手前に、かつ箸先が左側を向くように置きます。しかし、韓国では、箸とスプーンをワンセットで使うのが一般的で、箸は右側に、スプーンは左側に置きます。なお、箸を食器に置く渡し箸をするのは日本同様マナー違反なので注意しましょう。
2. お皿は持ち上げない
韓国ではお皿を持ち上げることはマナー違反です。日本では、お茶碗やお椀を持って食事するのがマナーとされていますが、韓国で食事をするときは、手はお皿の縁に添えるようにして、食事中はお皿は持ち上げないようにしましょう。
3. 取り箸は使わない
韓国ではトングや取り箸は使いません。日本では、大皿料理には取り箸やトングなどが付いており、各々小皿に取り分けて食べます。しかし、韓国では自分の箸を使って直接大皿から小皿に取り分けるのが一般的です。小皿がない場合は、大皿から直接食べることもあります。
4. 少しだけごはんを残す
韓国では少しだけごはんを残すのがマナーです。日本では料理を残すのは作ってくれた人や食材に対して失礼だとして、できるだけ完食するのがマナーとされています。しかし、韓国ではお客さんに対して十分な量の料理を提供するのがマナーであるため、完食すると足りなかったという意思表示に受け取られる可能性があります。満足したという気持ちを表すためにも、韓国では少しだけごはんを残すことを意識しましょう。
インドの食事マナー
インドでは、宗教上の理由から食事に関する制約が多くありますが、外国人の場合は厳格なマナーが求められないこともあります。インドの食事マナーの基本を紹介します。
1. 右手を使って食べる
インドでは、左手は不浄の手とされているため、食事は右手を使って食べます。現地の人は、さらに第二関節より下(付け根の方)は汚さないのがマナーですが、外国人にそこまで求めるケースは少ないようです。食事は右手を使うというルールについても、外国人なら両手を使っても問題ないとされることもあり、店によってはナイフやフォークなどのカトラリーを置いていることもあります。
2. 一度口をつけたものを他人にあげない
インドでは一度口をつけたものを他人にあげるのはマナー違反です。日本では、親しい間柄なら飲み物を回し飲みしたり、一口味見させてもらったりすることもあるかもしれません。しかし、インドでは他人のお皿にあるものをもらう行為はNGです。
3. ごはんの食べ残しは失礼
インドでは、ごはんの食べ残しは失礼にあたります。食事を注文するときは完食できるくらいの量にしましょう。
中国の食事マナー
日本と同じく箸文化のある中国ですが、食事マナーにはいくつか相違点があります。
1. 箸の置き方は食事中と食後で異なる
中国では箸の置き方は食事中と食後で異なります。日本では、食事中も食後も、箸を料理の手前に横向きに置くのがマナーです。一方、中国では食事前や食事中は縦に、食後は横に置くのがルールです。日本と同じ感覚で横向きに置いてしまうと、食べ終えたという意味に取られてしまうので注意しましょう。
2. 音を立てて食べない
中国では麺類でも汁物でも、基本的に音を立てて食べるのはマナー違反です。日本では、そばやうどんなどの麺類は、あえて音を立てて食べる習慣がありますが、中国で麺や汁物をすするときは音を立てないよう気を付けましょう。
3. 口から出したものはテーブルの上に置く
中国では口から出したものはテーブルの上に置くのがマナーです。日本では、魚や肉の骨、エビやカニなどの殻はお皿の上に載せるのが一般的です。一方、中国では口から出したものをお皿に戻すのはマナー違反とされており、骨や殻はテーブルの上に直接置きます。日本人の感覚からすると、テーブルの上に置く方が行儀が悪いように思えますが、中国では普通のことなので現地のルールに従いましょう。
4. 少しだけごはんを残す
韓国同様、中国でも料理に満足していることを表すために、少しだけごはんを残すのがマナーとされています。
アメリカの食事マナー
アメリカの食事マナーについて説明します。
1. ナイフとフォークの使い方
アメリカではナイフとフォークの使い方が日本と異なります。アメリカでは食事の際、ナイフとフォークを使うのが基本です。日本でもナイフとフォークの扱いに慣れている人も多いと思いますが、注意したいのは食べ物を一度に切り分けるのではなく、食べるときにその都度カットすることです。また、日本ではナイフで切り分けたら、左手に持ったフォークでそのまま食べる人が多いですが、アメリカでは食材を切り分けたら、一度ナイフを置き、フォークを右手に持ち替えて食べるのがマナーとされています。
2. お皿は持ち上げない
アメリカでは、食事の際お皿を持ち上げません。日本のようにお皿を持ち上げる習慣はないため、食器はテーブルの上に置いたまま食事をするようにしましょう。
3. 取り分けるときは人の前に手を出さない
アメリカでは大皿料理が出た際、小皿に取り分けるときに隣の人の前に手を出すのはマナー違反です。調味料を取るときも人の前に手を伸ばしてはいけないため、手の届かないところに料理や調味料があるときは、近くにいる人に頼むようにしましょう。
イギリスの食事マナー
イギリスもアメリカ同様、ナイフとフォークを使って食事をしますが、ルールやマナーにはいくつか違いがあります。
1. ナイフとフォークの使い方
イギリスとアメリカではナイフとフォークの使い方が異なります。アメリカでは、ナイフを一度置き、フォークを右手に持ち替えて食べるのがマナーと説明しましたが、イギリスでは右手にナイフ、左手にフォークを持ち、食材をカットしたら手を持ち替えずにそのままフォークで食べます。ライスも左手に持ったフォークの背に乗せて食べるのがマナーです。
2. 麺類や汁をすすらない
中国と同じく、イギリスでは麺類や汁をすするのはNGです。イギリスでは日本のうどんやラーメンなどが人気ですが、日本と同じ感覚で食べないよう注意しましょう。
3. スープは手前から向こう側にすくう
イギリスでは、スープは手前から向こう側にすくいます。イギリスではスープは飲むものではなく、食べるものと認識されています。そのため、日本のように音を立ててすすったり、お皿を持ち上げて飲んだりするのはマナー違反です。
海外旅行中は現地の食事マナーを守ろう
日本と外国では食事のマナーに大きな違いがあります。同じように箸を使って食事をする韓国や中国でも、箸の置き方やごはんを残すかどうかなど異なる点もあります。
外国人の場合、ある程度は寛容な目で見てくれる部分もありますが、マナーを知らずに周囲の人を不快にさせてしまう可能性もあるため、渡航先に合わせて基本的な食事マナーを守るよう心掛けましょう。
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