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作成日:2019年10月24日
週末に行けるヨーロッパ ~ウラジオストクの魅力~
片道3時間のヨーロッパ
ヨーロッパの中でも極東に位置するのが、ロシアのウラジオストクです。東方を支配する街という意味を持つ都市であり、ロシアの極東政策の拠点として知られています。日本海につきだした半島がある地域で、太平洋艦隊の基地もあるほど、ロシアの極東政策で重要な位置を占めています。片道3時間と、週末にも行けるような場所に該当し、ロシアの都市としては積雪量が少ないという特徴を持っています。その代わりに北風が強く、天候がかなり荒れること知られている、寒さの厳しい土地です。日本で最も寒い地域よりもさらに気温は低くなりますが、夏はなかなか暑くなります。それでも寒暖の差が少なく、過ごしやすい気温です。
古きロシアの雰囲気を残しているのがウラジオストクですが、その象徴とも言えるのがシベリア鉄道です。モスクワまで続く世界で最も長い鉄道で、その始発点となっています。ロシア帝国時代に建設された鉄道であり、7日間もかけて移動していきます。ノスタルジックな雰囲気を持ちますが、現在でも重要な鉄道路線の一つとなっていて、ヨーロッパにつながる重要交通路であることは変わりません。冷戦時代は外国人は全区間乗車できませんでしたが、今では世界中の人が利用できるようになっており、豪華な列車も走っています。これもウラジオストクの魅力の一つです。
ウラジオストクは極東の田舎町ですが、ロシア帝国時代の雰囲気も残されています。ウラジオストク駅にも帝国時代の雰囲気がつまっていて、引退したSL車両も見られることがあります。駅は美術館のようなたたずまいで、描かれた天井画は一見の価値があります。
スイーツまで楽しめる
ウラジオストクが観光地として人気になった理由は、街並みにもあります。軍事都市として開けていったため、巨大な都市形成をしたわけではありません。非常に落ち着ついた理路整然とした古い街並みが残っており、今ではのんびりとした雰囲気を持っています。そこに観光用のカフェや雑貨店ができあがり、片道3時間でやってきたとは思えないようなヨーロッパの雰囲気を感じ取れます。機能を集約した軍事都市として、いろいろなものがコンパクトに集約されているので、ゆっくりと街歩きをするのも楽しめる環境です。お土産一つをとっても、ロシアらしい小物が手に入り、ヨーロッパの都市であることを再認識できます。
スイーツなども楽しめる店が多いのがウラジオストクで、エクレアは一度は食べてみたいと思わせるようなカラフルな楽しさがつまっています。エクレアはフランスのお菓子ですが、ロシアでも人気で、日本では見られないほどの種類を楽しめます。
観光地としてもさまざまなポイントがあり、ロシア正教の協会として使われているのがポクロフスキー聖堂で、ウラジオストクに来たら必ず見ておきたい場所です。荘厳な雰囲気を持つ建物は、ロシアの文化の一端を感じられます。日曜日の午前中にミサがあるため見学もできますが、女性は頭にスカーフをかぶるのがマナーです。郷に入れば郷に従えというのはどこでも大切な内容となるため、しっかりと守って見学しましょう。
何度も訪れたくなるウラジオストク
ウラジオストクに人気が集中してきているのは、ビザの取得にかかる費用や手続きなどが手軽になったことが理由の一つです。以前は事前手続きが必要で、費用もかかりましたが、緩和されたことによって無料申請に変わりました。ヨーロッパでありながら片道3時間という近距離にあることが、さらに人気を高めています。そこに観光インフラの整備が重なりました。
市場として見た場合、日本からの観光だけではなく、東アジアからヨーロッパを感じられる都市として、中国や韓国からも注目されています。アジアの人々が多く見かけられるようになりましたが、団体旅行客ばかりではありません。個人での旅行も増えてきており、それだけ安全性の高さを垣間見ることができます。
またコンパクトな都市形成が特徴で、実際に移動する場合にはタクシーがほぼいらないほど、機能が集約されています。中心部にホテルがあり、各所へ楽に移動できるのは、社会主義的な機能性を重視した都市づくりも背景にあります。その中でゆったりとした時間を過ごせて、芸術鑑賞などもできます。
ヨーロッパのどの国とも違う空気が流れ、アメリカとも異なる街並みは、一度訪れてみるととりこになるでしょう。田舎町ながらも、日本で見かけるようなファストファッション店やファストフード店まであります。この不思議な感覚がウラジオストクの特徴です。アルコール片手に噴水の周りで時間を過ごす姿など、その中に住むロシアの人々のゆったりとした日常も見られます。それでいながら、パフォーマーのショーが行われていたり、マリンスポーツができるような場所ができていたりと、観光地化も進められているため、一度訪れると何度もリピートしたい場所になります。
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