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作成日:2021年11月5日
自動車保険を乗り換えるタイミングはいつ?手順や注意点、ポイントを解説
現在契約している自動車保険に満足できていますか?最初に契約した自動車保険をなんとなく自動継続しているものの、今のライフスタイルに合っているのか、もっと保険料を抑えられるのではないかと考えている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、自動車保険を乗り換える適切なタイミングや乗り換えの手順や注意点、検討したいポイントなどを紹介します。自動車保険の乗り換えや保険料の見直しを検討している人はぜひ参考にしてください。
自動車保険を乗り換えるタイミングは?
自動車保険を乗り換えるタイミングは、現在契約している自動車保険の満期時または中途解約の2パターンあります。自動車保険は一般的に1年契約のため、契約して1年後には満期を迎えて契約が切れます。そのまま同じ内容で自動車保険を継続したい場合は簡単な手続きを行うだけで更新が可能です。
一方、保険料や補償内容を見直した結果、これまでの自動車保険よりも自分に合うものが見つかった場合は、満期となる時期に合わせて別の自動車保険に乗り換えることが適切なタイミングと言えます。
また、契約途中であっても運転者が変化したり車を買い替えたりしたときは、自動車保険の乗り換えを検討した方が良い場合もあるかもしれません。現在契約中の自動車保険を解約して別の自動車保険に乗り換えるケースが中途解約のケースです。
自動車保険を満期で乗り換えるときのポイント
自動車保険の保険料を左右するものがノンフリート等級です。1年間無事故であれば翌年のノンフリート等級は1等級上がり、事故を起こして保険を使った場合は事故の種類や件数に応じて翌年の等級が1等級もしくは3等級下がります。
これまで無事故で運転してきたことで高めてきたノンフリート等級は保険会社を変更しても引継ぎが可能です。そのため、現在の保険契約中に無事故だった場合、満期のタイミングで自動車保険の乗り換えをすると等級が上がり、保険料の割引率を上げられるメリットがあります。
なお、満期のタイミングで自動車保険を乗り換える場合は、現在契約している保険の満期日と次に契約する保険の開始日を同日にした方が良いでしょう。満期日から次の契約開始日まで間が空いていると、その間に万が一事故に遭った場合に十分な補償が受けられないためです。
また、等級が7級以上の場合に以前の保険の等級を次の保険に引継ぎできるのは、満期日の翌日から起算して7日以内と定められています。次の保険の開始日が満期日から8日目以降の場合、どの保険会社であっても6等級からのスタートになってしまうため注意が必要です。
自動車保険を中途解約で乗り換えるときのポイント
中途解約で自動車保険を乗り換える場合は、ノンフリート等級の扱いについてよく確認しておきましょう。前の契約期間中は無事故で自動車保険を使っていなかった場合、乗り換えた自動車保険でも同じノンフリート等級が受け継がれます。そして新しい自動車保険に加入して1年間無事故の場合に初めて等級がワンランクアップする仕組みです。
そのため、保険を乗り換えると等級がランクアップする時期は、乗り換えをしなかった場合と比較して前の契約期間分遅くなる点がデメリットと言えます。また、前の契約時に事故を起こして自動車保険を使っていた場合は、中途解約して乗り換えをした時点で事故の種類や件数に応じてノンフリート等級が下がります。前の契約を満期日まで継続した場合と比べ、ノンフリート等級ダウンが早く起こります。
中途解約で乗り換える場合も満期で乗り換える場合と同様に、契約の解約日と新たな保険の開始日を同日に設定しましょう。また、自動車保険を一括払い(年払い)にしている場合は中途解約すると解約返戻金が支払われます。多くの保険会社では解約返戻金を保険会社が定めた短期料率に基づいて計算しており、算定される金額は単純に支払った保険料を月割りにした金額よりも低くなる傾向です。
自動車保険を乗り換える手順
ここでは自動車保険を乗り換える手順について説明します。先述したように、自動車保険の乗り換えはタイミングの見極めが大切です。乗り換えのタイミングが来たときにスムーズに手続きが進められるように、事前に手順をしっかり確認しておきましょう。
自分に最適な自動車保険を選ぶ
まずはどの保険会社に乗り換えるかを決める必要があります。しかし、保険会社は数多くあるため、自分にとって最適な保険会社を絞り込むのはなかなか大変な作業です。そこで利用したいのが一括見積もりを取れるサイトや自動車保険の比較サイトです。
一括見積もりが取れるサイトであれば、一社ずつ見積もり依頼を出す手間が省けるほか、自分が認知していない保険会社の保険料が最も安い場合もあるかもしれません。
また、中途解約で乗り換えるときには見積もり依頼を出す時期も重要です。現在の保険の契約開始日からあまり日が経っていないと見積もりを出すことができないケースが多いですが、保険会社によっては早期契約特典を用意している場合があります。こうした特典を利用したり多くの保険会社から見積もりを取り比較検討したりすることを考えると、契約開始日の60日前ごろから見積もり依頼を行うと良いでしょう。
乗り換え先の保険会社、契約中の保険会社へ連絡
通常の自動車保険は満期時に契約が終了するため、契約中の保険会社に連絡する必要はありません。
ただし、満期時に自動的に契約更新を行う自動継続特約を付けている場合は連絡しないと契約が更新されてしまうため、契約中の保険会社に解約の意向を伝えなくてはなりません。自動車保険は重複して契約できないため、解約の連絡を入れなければ乗り換え先の保険会社との契約が無効になってしまいます。同時に、乗り換え先の保険会社には、他社からの乗り換えであることを伝えます。
契約中の保険会社の保険証書や車検証、運転免許証などの書類が必要になるため、そのときになって慌てないよう確認して揃えておきましょう。
自動車保険加入の手続きを行う
解約する保険会社、契約する保険会社に提出すべき書類がある場合は抜けや漏れがないよう注意して必要事項を記載し、返送します。乗り換え先の保険会社には、あらかじめ定められた支払い期限までに忘れずに保険料を払い込みましょう。途中解約をする場合は、解約返戻金を受取るための手続きも忘れずに行う必要があります。
自動車保険の乗り換えをする際は代理店型とダイレクト型どちらがいいのか?
自動車保険は大きく分けると代理店型とダイレクト型の2種類あります。どちらにもメリットデメリットがあるため、特徴を知った上で自分に合う方を選択しましょう。
代理店型は担当者が付いてくれるため、保険についてあまり詳しくない人でも安心できる反面、保険料は高い傾向です。ダイレクト型は補償などを自分で調べて申し込みする必要がありますが、保険料を安くしたい人に向いています。
代理店型の自動車保険の特徴と加入方法
代理店型の自動車保険は代理店を通して対面で加入します。担当者と直接話せるため安心感があり、補償内容を担当者と相談しながら決められます。そのため、自分に必要な補償が網羅できますが、不必要な補償はきっぱり断わらないと保険料が高くなる場合もあります。事故が起きたときは、担当者が駆けつけてくれる場合があるほか、事故後の保険会社とのやり取りは契約店舗の担当者が行ってくれます。
しかし、代理店手数料が必要なため保険料は比較的高めです。
ダイレクト型の自動車保険の特徴と加入方法
ダイレクト型の自動車保険はWebサイトや電話で申込みを行います。代理店手数料が不要なため、保険料が安いことが特徴ですが、事故リスクが高い層の場合は保険料が高い場合があります。自分で補償内容等を調べて契約する必要があるものの、不明点はWebサイトのチャットや電話で尋ねることが可能です。
代理店型と違い、事故が起きたときに担当者が駆けつけてくれることはありません。また、事故後のやり取りは保険会社と直接行います。
自動車保険の乗り換え時の検討ポイント
ここからは、自動車保険の乗り換え時に検討したいポイントについて解説します。以下のポイントを現在の補償と見直し、変更することで保険料を安く抑えることができるかもしれません。
ポイント①車両保険の種類
車両保険には一般型とエコノミー型があります。エコノミー型は当て逃げで相手が分からない場合や単独事故の場合などには補償されませんが、保険料が安くなることがメリットです。車両保険の保険金額は契約時の時価によって決められるため、中古車や10年以上同じ車に乗り続けている場合は十分な保険金が支払われないことがあります。その場合、車両保険は必ずしも付ける必要はないと言えるでしょう。
この他、高額な修理を行うことになっても貯蓄で賄える場合や車のローンが残っていない場合も車両保険を付けないという選択肢があります。
ポイント②運転者限定・年齢条件
運転する人の範囲を限定することで保険料が安くなります。
被保険者と配偶者限定の場合は最も保険料が安く、次いで被保険者の家族、限定なしの順に保険料が高くなることが一般的です。また、自動車保険は年齢の若い人が運転する場合に保険料が高くなります。
年齢区分は保険会社ごとに異なり、若年層が運転できる年齢制限なしの場合が最も保険料が高く、年齢区分が高くなるほど保険料は安くなる傾向です。そのため、運転する人の年齢区分が変わるタイミングで保険を見直すと保険料が安くなる可能性があります。
ポイント③年間走行距離
年間走行距離が多いほど保険料が高く少ないほど安くなる傾向にあり、保険会社によっては年間の走行距離を元に保険料を算定する場合があります。以前は車通勤をしていたが転居をきっかけに電車通勤になった場合や、ライフスタイルの変化などで車に乗る機会が減り、年間走行距離が以前よりも少なくなった場合は保険料が安くなる可能性があるため、検討してみましょう。
ポイント④特約
自動車保険に加入している被保険者またはその家族が125cc以下のミニバイクに乗って事故を起こしたとき、対人、対物賠償の補償、人身傷害事故の補償が受けられるミニバイク特約を付帯している人もいるでしょう。
ミニバイク単独の保険よりも自動車保険の特約として付ける方が保険料を安くできることが特徴ですが、ライフスタイルが変化してミニバイクを手放した場合は、特約を解約すると保険料が安くなります。他の特約も同様に、ライフスタイルに合わせて付帯するべきかどうか検討すると良いでしょう。
まとめ
自動車保険は一般的に1年契約となるため、契約して1年後に満期を迎えます。契約期間中にライフスタイルの変化があった場合を除き、現在契約している自動車保険を乗り換えたい場合は満期時が適切なタイミングです。
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