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作成日:2016年7月1日
日本の運転免許は海外でも有効?国際運転免許証の取得方法も詳しく解説
海外旅行の際に運転してみたいけれど、日本の運転免許証で運転できるのか、海外ではどのような免許が必要なのか、気になっている人もいるでしょう。国際運転免許証という言葉を聞いたことがあるけれど、具体的にどのような許可なのか知らない人もいるかもしれません。
本記事では、海外で運転するときに必要な免許や国際運転免許証を取得する方法などを詳しく解説します。海外で運転するときの注意点などについても解説するので、海外旅行でドライブを楽しみたい人は、チェックしておきましょう。
日本の運転免許証があれば海外でも運転できる?
日本の運転免許証では、海外で車を運転することはできません。原則として、海外で運転するには国際運転免許証が必要です。また、ジュネーブ条約加盟国であれば国際運転免許証で運転できますが、国によっては日本の運転免許証の提示を求められることがあります。
ハワイ、グアム、サイパンなどの一部の国や地域では、日本の運転免許証と日本大使館が発行する翻訳証明書があれば運転することも可能です。
国際運転免許証と国外運転免許証の違い
国際運転免許証と国外運転免許証の違いについても確認しておきましょう。国際運転免許証とは、ジュネーブ条約に加盟している国において車の運転を許可するものです。
また国際運転免許証のうち、外国の行政機関が発給した国際運転免許証と区別して、日本の公安委員会が発給しているものを国外運転免許証といいます。日本国内では、国外運転免許証という名称ですが、国際運転免許証の一種です。
国際運転免許証の取得方法と注意点
国際運転免許証の申請手続きは大変そうなイメージを抱くかもしれませんが、意外と簡単です。ここでは、国際運転免許証の取得方法や注意点について紹介します。
1. 国際運転免許証の申請窓口はどこ?
国際運転免許証の申請窓口は、お住まいの都道府県の運転免許試験場、運転免許更新センター、指定された警察署のいずれかです。それぞれの施設により、申請日や受付時間などが異なるため、事前に確認しておきましょう。
運転免許試験場や免許センターでは即日発行されますが、警察署の場合は約2~3週間掛かる場合があります。余裕を持って申請しましょう。
2. 国際運転免許証の発行に必要な書類と費用
国際運転免許証の発行に必要な書類や費用などを紹介します。
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国外運転免許証交付申請書
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運転免許証
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写真1枚(縦4.5cm×横3.5cm)(※)
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渡航を証明するもの(パスポートなど)
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古い国外運転免許証を持っている場合は、その国外運転免許証
(※)カラーでも白黒でも問題ありません。発行手数料は、都道府県ごとに異なります。例えば東京都の場合、2,350円です(2023年5月時点)。
申請書は、申請窓口で入手可能です。写真は顔中心・無帽・正面・無背景で、申請日前6カ月以内に撮影したものを使用しましょう。
3. 国際運転免許証の有効期間は発行から1年間
国際運転免許証の有効期間は、発行から1年間です。更新という制度はなく、有効期間が過ぎた場合は、再度、申請手続きを行わなければなりません。
海外渡航中に日本の運転免許証の有効期間が切れてしまう場合、国際運転免許証も同時に失効します。運転免許証の更新ができない場合には、更新期間前の更新手続きという特例によって、免許の更新ができます。
国際運転免許証は有効期間が切れていても、原則返納しなければなりません。返納していない場合、新たな国際運転免許証が交付できないこともあるので気を付けましょう。
海外で運転するときの注意点
海外で運転するときは、当然のことながらその国のルールに従わなければなりません。運転するときの交通ルールを理解しておかなければ、事故を起こしてしまう可能性もあります。運転時に持っておいたほうがよいものも確認しておきましょう。
1. 海外で運転する際に準備すべきもの
海外で運転する際に準備すべきものはパスポートやビザ、クレジットカードが挙げられますが、これらは運転時に限らず常に持ち歩くことをおすすめします。国際運転免許証と日本の運転免許証、場合によっては翻訳証明書もセットで持ち歩きましょう。
2. 渡航先の交通ルールを確認しておく
安心・安全に運転するためにも、渡航先の交通ルールを確認しておきましょう。例えば車の進行方向は、イギリスやオーストラリアなどは日本と同じ左側通行ですが、海外の多くの国では右側通行です。また、日本では踏切の前で一時停止をしなければなりませんが、海外にはそのようなルールは基本的にありません。このように、当然ですが国ごとに交通ルールは異なります。
海外で運転するときは、インターネットなどで事前にルールを確認しておくことが大切です。友人や家族、知り合いに助手席に同乗してもらい、ルールを教えてもらいながら運転するのもよいでしょう。
3. 海外で運転するレンタカーはオートマ車がおすすめ
海外で運転するレンタカーを選ぶ際には、マニュアル車よりもオートマ車がおすすめです。アメリカのレンタカーはオートマ車が多いですが、ヨーロッパのレンタカーは、まだまだマニュアル車も多くあります。
レンタカーとしてオートマ車をおすすめする理由は、海外の慣れない土地を長時間運転すると疲れることや、その国ならではの交通ルールに注意する必要があることなどからです。マニュアル車に比べてオートマ車のほうがレンタカー料金が高くなるケースもありますが、海外での運転に不安を感じるときはオートマ車を選ぶとよいでしょう。
4. 海外で運転するなら海外旅行保険の特約を付ける
海外で運転するなら海外旅行保険の特約を付けることをおすすめします。日本で加入している自動車保険は、日本で所有している車が保険対象となるため、海外でレンタカーを借りた場合は保険が適用されません。また、海外旅行の際に海外旅行保険に加入していても、レンタカーを運転しているときの事故については、海外旅行保険の賠償責任保険では補償されません。
海外旅行保険の特約を付けることで、レンタカーを運転しているときの事故に対する損害賠償を補償することができます。自動車運転損害賠償責任特約の補償範囲は、レンタカーを運転して起きた事故に限られます。そのため、家族や友人の車を運転して起きてしまった事故は、基本的には補償対象外です。
また、保険会社によっては、自動車運転損害賠償責任の特約を適用できる国が限定されていたり、レンタカー会社も指定されていたりします。渡航先の国が特約の補償対象となるのか、保険会社に確認しておきましょう。
海外で運転するなら国際運転免許証と海外旅行保険特約が必要!
海外で運転するための国際運転免許証について紹介しました。運転免許証と必要書類を準備して、運転免許試験場や免許更新センターで手続きすれば、意外と簡単に発行してもらえるため、海外で運転したい人は試してみましょう。
また、保険会社により補償内容の違いはあるものの、海外旅行保険に特約を付加することで、海外でも安心してレンタカーを借りて運転できます。日本とは交通ルールが違うので、海外での運転にとまどいを感じるかもしれませんが、自動車保険に入っておけば、安心して運転を楽しめるでしょう。
JAL保険ナビでは、海外旅行保険や自動車・バイク保険、海外赴任や留学で海外生活をする予定がある場合にも対応可能な海外赴任者総合保障制度など各種保険を取り扱っています。万が一のケガや病気に備えた海外旅行保険に、賠償責任を補償する家族総合賠償責任を付帯し、日常生活の賠償事故や自動車事故による賠償責任も補償してもらえます。ぜひ一度ご検討ください。
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